情報社会をささえるもの
情報通信技術はすでに長い間グローバルな経済のバックボーンとして機能しており、ほとんど全ての産業とサービス分野をささえる基礎技術となっています。また、横断的技術として多くの産業での応用分野における成長 の推進力ともなっています。例えば、バイエルンの有力産業分野である「自動車分野」でのイノベーションの大部分が今後、IT分野から生み出される見込みです。
バイエルン州 – 情報通信のトップ
情報通信分野に30万人以上が従事するバイエルン州は、世界で最も重要なIT拠点といえます。同時に、ドイツ国内でも同分野の有力な地域となっています。
バイエルン州には2万社を超えるハイテク企業が存在しますが、その従業員を分野別に見ると以下の通りです: - 全ドイツのコンピュータ製造業従事中36%がバイエルンで従事
- 全ドイツの電子部品製造の従事者中39%がバイエルンで従事
- 全ドイツのテレビ・放送技術分野の従事者中40%がバイエルンで従事
バイエルンにはドイツに拠点を有するソフトウェア企業のうち合計40%が 集中しています。
バイエルンの情報通信技術
バイエルン州には、成長のための卓越した環境があります。そのため、IT分野における開発、サービス、応用に従事する世界的に有力な多くの企業が欧州における本社機能、その他の拠点をバイエルン州に置いています。例えば、アドビ、アップル、BT、シスコシステムズ、EADS、IBM、インフィニオン、インテル、マイクロソフト、モトローラ、オラクル、SAP、シーメンス、サン、タタ、テキサス・インスツルメンツやウィプロ など有名企業は既にかなり前からバイエルン州のもつ長所を認識し、ここに拠点を設立しています。
情報通信分野のマーケットとパートナー
バイエルンには、情報通信分野の新技術を吸収する理想的なマーケットがあります。バイエルンでは情報通信技術と密接に結びついているハイテク産業が盛んなため、開発した技術を応用する高いポテンシャルがあるのです。バイエルンには特に以下の有力産業分野があります:
情報通信分野に最適な研究環境
情報通信分野に関する研究はバイエルン州全土で行われていますが、特にミュンヘン市およびその周辺、またニュルンベルク市およびその周辺はIT研究の中心地です。
ミュンヘン市およびその周辺にある卓越した研究機関:
ニュルンベルク市とその周辺:
研究連合 バイエルン州は、企業、研究機関、協会、大学間の知識や情報交換のプラットフォームである多数の研究連合 をバックアップしています: - FORWIN –バイエルン情報処理研究連合
- FORWISS –学術知識ベースシステムのためのバイエルン研究連合
- KONWIHR –技術分野における高度および超高度学術計算のためのバイエルン集約ネットワーク
- FORSIP –バイエルン研究連合「マン・マシンインターフェースにおける配置・個別化・ パーソナライズ」
情報通信分野の優秀な人材
高度な教育を受けた優秀な人材の宝庫であるバイエルンには、産学両方において優れた人材が多く集まっています。基礎研究 における第一級の研究成果でも、応用研究でも、バイエルンの企業、知的インフラの優秀性、魅力は世界的に知られています。
バイエルン州内の大学には情報処理学学科が17、 経済情報処理学学科が16、電気工学と情報技術学科が13、バイオ情報処理学学科が3、コンピューターを利用したエンジニアリングの学科が2つあり、ハイレベルな教育を行っています。
情報通信技術分野に最適な環境
バイエルンでは高度な情報通信関係インフラが整備されており、理想的な環境を備えています。 企業は、ブロードバンドによる高速データ通信 の利用により、効率と柔軟性を高め、さらには競争力強化につながる新技術の応用や利用領域の拡大を図ることが可能です。DSL や衛星を使った光ファイバー 接続からWLAN や WiMAXといったケーブルを使わない無線技術まで、バイエルンは未来を握る技術の導入で成功を収めています。例えばUMTS標準による第三世代の携帯電話通信会社が4社あり、携帯電話 でもより高速のデータ通信が可能になり、また高度なマルチメディア・サービスを提供しています。
専門見本市と会議 ミュンヘンとニュルンベルクでは、一年を通じ 業界の有力な見本市および会議が開催されています。例えば、その中にはミュンヘンで開かれるSystems(国際情報技術・テレコミュニケーション・ニューメディア専門見本市)、Electronica(国際コンポーネント・システム・アプリケーション専門見本市)/Productronica(国際電子部品製造機器専門見本市)、またSystemsの併催会議、Communication World やニュルンベルクでの電気工学、エレクトロニクス関係の見本市SPS/IPC/DRIVESなどがあります。
情報技術分野でのバイエルンのイニシアティヴとファイナンス手段へのアクセス
バイエルンでは、新技術の開発および応用の振興に力を入れています。この分野では、バイエルン州地域開発金融機関(LfA Förderbank Bayern)やバイエルン州経済運輸技術省(Bayerische Staatsministerium für Wirtschaft, Infrastruktur, Verkehr und Technologie) イノベーティブな技術を持つ中規模企業にテーラーメードな資金支援プログラムを提供しています。
バイエルンにおける情報通信分野の拠点
バイエルンの多くの地域で既にパワフルなITクラスターが形成されてきました。技術・ノウハウの集積地であるこれらのクラスターには、IT分野企業の集中度が高く、際立っています。クラスターを形成する各企業は州の高度な教育システムによって育成された優秀な人材と州政府のベンチャー企業振興政策の恩恵にあずかっています。
ミュンヘンとその周辺地域はドイツ国内で情報通信分野での従業員数がトップです。デジタル技術、モバイル通信やソフトウェアといった分野でのイノベーションがバイエルン州の州都であるミュンヘンを欧州でIT拠点ナンバーワンにしています。その背景にあるのは、インフィニオン、T-システムズ、ソフトラボ、マイクロソフト、モトローラ、NTT DoCoMo、オラクル、シーメンス、サン・マイクロシステムズといった 多くのグローバル企業に加えミュンヘン工科大学、ミュンヘン大学、ミュンヘン単科大学およびドイツ防衛大学など、優れた人材を育成する教育機関です。また、IT分野でのスタートアップ企業に理想的な環境を提供しているのがガーヒング起業家センター(Garchinger Technologie- und Gründerzentrum gate )です。さらに、「Förderkreis IT- und Medien-Wirtschaft München e.V. (FIWM)」や「Munich Network」 「MünchnerUnternehmerKreisIT」がIT分野のプラットフォームとして機能しています。
ニュルンベルクとその周辺 ニュルンベルクではIT 分野に9万人が従事しており、バイエルン州の情報通信技術分野の一大拠点となっています。ルーセントテクノロジーズ、Novell、Semikron 、シーメンスのような有力企業の周辺には多くのIT専門企業が拠点を設立しています。フリードリッヒ・アレクサンダー大学、ニュルンベルク単科大学、アンスバッハ単科大学などの大学教育機関によってIT分野の専門家が育成されています。また、フラウンホーファー集積回路研究所に代表される研究機関や大学
(ニュルンベルク-エアランゲン大学, ニュルンベルク単科大学、アンスバッハ単科大学など)が優れた研究と専門教育の拠点となっています。 エアランゲンにある起業家センター「IGZ」 は起業後まもない企業に理想的な環境を提供します。「IGZ」では イノベーティブな企業によって構成されたネットワーク(例:Netzwerk Nordbayern(ネットワーク北バイエルン))からの助言、指導が受けられます。コミュニケーション産業のためのニュルンベルク・イニシアティブNIKはニュルンベルク地域の IT分野の活動基盤です。
レーゲンスブルク/オーバープファルツ
レーゲンスブルクは、IT企業にとって成長めざましい地域です。過去数年における企業設立のおよそ30%がIT分野で行われました。シーメンス、シーメンスVDO、 インフィニオン、オスラムオプトセミコンダクターズ、 東芝といった有名企業が ここオーバープファルツに拠点を持っています。レーゲンスブルク地域は優秀な人材を世に送り出しており、毎年、レーゲンスブルク大学、レーゲンスブルク単科大学、アンベルク・ヴァイデン単科大学のほか、 実践的な職業訓練を行うIKT-アカデミーやヴィーザウのITスクールから1,200人を越える IT専攻の学生が巣立っています。
レーゲンスブルクの起業家センター「 IT-Speicher」は新規の企業家育成、 新たな入居企業の誘致に最も力をいれています。オーバープファルツのIT分野は、IT-プラットフォームによって補完されています。
アウクスブルク/シュヴァーベン シュヴァーベン地域はIT分野に期待が寄せられています。ドイツテレコム、富士通-シーメンス、NCRやシーメンスなど情報通信分野企業における従業員数は過去数年間で着実に増えています。. その背景には、特にアウクスブルク大学, アウクスブルク単科大学、ケンプテン単科大学、およびノイウルム単科大学やサマーアカデミーおよびit akademie bayernなどでのハイレベルな専門教育による人材育成があります。「情報通信技術 イニシアティヴ・シュヴァーベン (KIT´S)」もシュヴァーベン地域のITの未来を共に形づくってゆきます。
ローゼンハイム ローゼンハイムはIT 分野のクリエーティブな人々の拠点として地歩を固めてきました。ローゼンハイムの単科大学および情報通信アカデミーはIT分野研究の核となっています。 カタライン・グループのような世界の有力アンテナメーカーの他と並んで数多くの中小企業が拠点を置いています。IT分野の協会、ROSIKは情報通信分野の経営者にとって活発な情報交換・ネットワーキングの場となっています
ニーダーバイエルン ニーダーバイエルンにはITを駆使する産業分野が非常に多く存在しています。特に自動車分野(ディンゴルフィングには BMWの工場があります) と物流分野が該当します。パッサウ大学、ランズフート単科大学、デッゲンドルフ単科大学などの有名大学やネットワーク(例:IT フォーラム・ニーダーバイエルンやLeichtbau-Cluster)が研究、理論、実践を通じて広い応用可能性をもった技術・ノウハウを実用化し、企業はそれを理想的な形で利用できます。
オーバーフランケン この地域は欧州で企業密度が3番目に高く、産業構造もバランスが取れていることから、ITサービサーにとって魅力的なマーケットです。バンベルク大学、バイロイト大学、コーブルク単科大学、ホーフ単科大学は優秀なIT専門家を育成しています。バーチャル大学バイエルンのような最新のeラーニング機関がオーバーフランケンを特に競争力 ある地域にしています。 また、イニシアティブ「it@O」はオーバーフランケン地域のIT分野関係者のハイレベルな情報交換、活動の場です。
ウンターフランケン 健康/医薬、新素材、自動車、ロジスティック分野への応用IT技術をもつイノベーティブな企業、そしてヴュルツブルク大学、ヴュルツブルク・シュヴァインフルト単科大学、アシャッフェンブルク単科大学は情報通信技術分野での競争力と多様な可能性を誇っています: 「ITクラスター・ウンターフランケン」プロジェクトは、地域の優れた情報通信技術企業の力を結集し、これを生かす取り組みを行っています。
インフォメーション資料
オンライン・企業データバンク„Key Technologies in Bayern" (バイエルン州のキー・テクノロジー)で州内の情報通信分野の企業を検索することができます。
|