未来を確実なものにするために
環境技術は、経済と社会が長期的に調和しつつ発展してゆくために重要な役目を果たします。それは限りある天然資源の消費が増加している状況への知的な回答です。環境技術は、天然資源を保持し環境を保護しながら、同時に経済の力を高めることを目的にしています。ダイナミックな技術は、経済成長に伴う資源の消費という従来の図式を打ち破り、生活環境を持続的に良いものにしてゆきます。
バイエルン – 環境技術分野の実力者
ドイツは、世界における環境技術分野の貿易ボリュームの1/6を占め、トップの座についています。ドイツの製品群は特に高い技術力を誇っています。バイエルンには、 環境技術分野の中規模企業が2,000 社以上もあり、企画・開発、エンジニアリングから装置製造まで、世界の市場に様々な製品やサービスを提供しています。
バイエルンの環境技術
ドイツ国内の環境技術分野の企業を記載した商工会議所のダイレクトリーUmweltfirmen-Informationssystem der Industrie- Handelskammern には、環境技術分野の企業およそ11,000 社が掲載されています。そのうち、約 25 %がバイエルンに拠点を持つ企業です。バイエルンの企業は、特に廃棄物処理、下水処理、排気ガス処理など環境問題を軽減、解決するための環境保護技術を多く提供しています。通常の製造・サービス分野に従事する企業には環境汚染が生じないようにする観点での環境保護の重要性がますます増しています。国際競争力を保持してゆくためにも製品開発の段階から製造から回収・廃棄まで全てのプロセスを考慮する必要があります。
環境技術分野のマーケットとパートナー
EUは、環境技術分野の世界市場規模を年間5千億ユーロと見積もっています。
環境保護関連製品の80 %は、研究開発に重点をおく産業から生み出されています。環境技術関連製品の50%弱が機械製造、25%が計測・制御技術で、金属製造と電機技術がそれぞれ7%という内訳になっています。 バイエルンには、エネルギー技術や廃棄物処理、土壌や水質浄化、大気保全、そして環境医学に到るまで 大学・各種研究機関および産業界に優秀なパートナーが存在します。これらの重要な柱となっているのが Umweltpakt Bayern(バイエルン環境協定)です。
環境関連の企業と研究機関は、地域内の多くのネットワーク、場合によっては、特に商工会議所や、経済団体関係が作る専門的なネットワークとともに活動します。一例としてKUMAS e.V (アウグスブルク-シュヴァーベン環境技術関係センター)が挙げられます。 BAIKUM (バイエルン環境技術イノベーションと協力のためのイニシアティブ) は、イノベーション力、競争力を向上させ、バイエルンの環境技術の輸出を伸ばすことに力を注いでいます。
また、ミュンヘンの IFAT(国際環境保護・廃水 / 廃棄物処理・リサイクル専門見本市)やAnalytica (国際分析技術・ラボテクノロジー・バイオテクノロジー専門見本市)、その他多くの会議とシンポジウム では、環境技術および環境保護分野における最新情報・動向を把握することができます。
環境技術分野の最適な研究環境
バイエルンの環境技術分野における研究は、分野全般的に優れています。
分野横断的な研究機関が以下の革新的なテーマに取り組んでいます: - 従来的領域:再生エネルギー、コ・ジェネレーション、燃料電池技術、大気・水質・土壌保全技術 など
- 専門的分野
環境分野の研究を行っている大学 大学以外の研究機関
バイエルン州全域に研究機関が存在し、その研究領域も広く、企業が共同研究を行う上で有利な環境にあります: バイエルンの研究連合
バイエルンは、数多くの研究連合 を振興しています。研究連合では、企業、研究機関、大学、その他環境関連に従事する機関が情報交換を行っています。 そういったネットワークの幾つかの例を挙げると: 環境技術分野のための専門的人材
環境関連分野の学科がある大学: バイエルンは、専門的職業教育訓練にも熱心に取り組んでおり、ラウインゲン市にあるBildungszentrum für Umweltschutz (環境保護教育センター)はその好例です。
ファイナンス手段へのアクセス
Bayern Kapital Risikokapitalbeteiligungs GmbH(バイエルン・カピタル社)は、国内外のベンチャー・キャピタルおよびプライベート・エクイティファンドをサポートしています。民間投資家(リード・インベスター)による自己資本に対し、それと同額の公的資金がバイエルン・カピタル社と tbg Technologie-Beteiligungs-Gesellschaft (TBG技術資本参加会社)を通じてそれぞれ供給されるため合計資金額は3倍にすることが可能です。
LfA Förderbank Bayern(バイエルン州経済振興公庫) は環境保護、再生エネルギー関係プロジェクトに特化した資金供給プログラムを提供しています。融資対象となるのは、中小企業による排水処理、空気浄化、騒音・振動対策、廃棄物処理、省エネルギーに関連する投資プロジェクトです。
KfW Bankengruppe (ドイツ復興開発銀行グループ)は国際的な経済、社会、エコロジー分野への資金供給に関与しています。KfWは長期かつ低利の資金貸付を通じて、例えば中規模企業や新興企業の支援を行っています。また、様々な技術革新やベンチャーキャピタル市場の育成も行っています。KfWはドイツ国内投資プロジェクトへの貸付だけでなく、輸出金融、プロジェクトファイナンスのほか、コンサルティングやその他のサービスも提供しています。
企業進出へのテーラー・メードな支援
バイエルン州は生産拠点の設立や事業拡大を計画する企業を、地域支援・省エネプログラムによりバックアップします。未来技術への投資を計画する企業は、技術振興施策による重点支援を受けることも可能です。
バイエルン州の環境技術分野拠点
以下の地域は産学連携の優秀な拠点となっています。
アウクスブルク/シュヴァ-ベン 同地域には約300社ほどの環境技術関係の企業が存在し、企業集積度が高く、バイエルン州のなかでも環境技術関係の重要拠点となっています。Kompetenzzentrum Umwelt Augsburg-Schwaben KUMAS e.V.(アウクスブルク-シュヴァーベン環境技術センター)、Bayerische Institut für Angewandte Umweltforschung und –technik(バイエルン環境技術応用研究所)、 Landesamt für Umweltschutz (バイエルン州環境保護局)、 Umwelttechnologische Gründerzentrum (環境技術起業センター)などの組織がバイエルン州の環境関連技術分野をまとめています。
ミュンヘン/オーバーバイエルン ミュンヘンおよびオーバー・バイエルン地域は約560 社の環境関連企業と高度の技術研究センターを擁し、バイエルン州内のもうひとつの環境技術における重点地域を形成しています。例えば、ÖKOPROFIT (エコプロフィット=統合環境技術のためのエコロジー・プロジェクト)のようなプロジェクトのネットワーキング活動を通じて、同地域の企業へのエコロジー面で効果の期待されるテクノロジー導入は支援措置を得ることができ、そのような環境技術の提供側と利用者の連携が促進されています。
ニュルンベルク/ミッテルフランケン ミッテルフランケン地域には約700 社の環境関連企業があり、ドイツの環境技術分野での主導的な地域の一つに数えられています。同地域の環境関連企業と研究機関は数多くのネットワーク、研究機関からなる環境の中で連携しています。 その中には、例えばTechnologie- und Innovationsnetz Mittelfranken (tim)(ミッテルフランケン技術革新ネット)やAnwenderclub Umwelt(環境技術応用クラブ), COUP 21, ニュルンベルク・ネット、 EBA-Zentrum, Solid, etz Nürnberg や Interessengemeinschaft Hochschulen Region Nürnberg (igh)などが含まれます。
インフォーメーション資料
オンライン・企業データバンク „Key Technologies in Bayern“(バイエルン のキーテクノロジー)では、バイエルン州内の環境分野に従事する企業を検索できます。
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