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エネルギー技術

 
 

エネルギー技術で未来を切り拓く 

「エネルギー技術」は、エネルギー変換がなされるまでのさまざまな段階における多様な技術を指しています。その技術とは、石炭、原油、天然ガスといった第一次エネルギーの開発から熱、力学的エネルギー、光など利用エネルギーの製造まで多岐にわたります。エネルギー技術とはつまり、エネルギー源を獲得し、処理し、エネルギーへと変換させ、運搬し、供給し、さらには保存するための全ての方法、装置および機械を指しています。さらに「エネルギー技術」という概念は、効率的エネルギー使用のための技術も含めた最終消費者による利用も意味します。

「電気エネルギー技術」は、エネルギー技術のなかでも特別な分野として重要性が高まっているものですが、特に「発電技術」が挙げられます。これは発電のための様々な技術のことですが、エネルギー源と使用されるそれぞれの装置の種類によって異なります。

バイエルン州政府は、クラスター振興政策の一環として「エネルギー技術」に関するクラスターに関しては、まず「通常の発電所技術」、「核エネルギー」、「太陽光発電」(再生エネルギー)の三領域にターゲットをあてています。複数のエネルギーをバランスよく使用してゆく上で、これら3領域が将来、重要な役割を担うからです。

「太陽光発電」分野は、重要な成長市場である一方、大きなイノベーションの可能性が存在し、コスト低減にむけた研究の必要性が非常に大きい分野です。

バイエルン州 – 発電から電気供給まで分野は多彩

バイエルン州では、発電装置および電気供給装置の製造分野に10万5千人以上が従事、州内企業数は約450 を数えバーデン・ビュルテンベルク州とノルトライン・ヴェストファーレン州と並び、ドイツ国内レベルでも、また国際レベルでも、ノウハウの蓄積で際立っています。バイエルン州は特に電気供給および切替装置分野で強く、それに次いで有力な分野は電気モーター、発電機、変圧器の製造分野です。さらにバイエルンの企業は、発電装置の部品(ボイラー、タービン、モーター、ポンプ、コンプレッサーなど)も製造しています。

世界では発電は、大部分が伝統的な発電技術と原子力によって行われています。バイエルンの重要な発電所メーカーとしては、 シーメンス・パワー・ジェネレーション 社(エアランゲン、ニュルンベルク), Framatome ANP 社 (エアランゲン), Alstom Power Conversion (ニュルンベルク), MTU Aero Engines (ミュンヘン) およびSGL Acotec 社 (マイトリンゲン)があり、これら企業の従業人数は合計約7千人にも及び、多くの関連部品メーカーと協力体制にあります。

バイエルン州での再生可能エネルギーを使った発電

再生可能エネルギーを使用した発電としてバイエルン州では、特に伝統的に水力が使われています。水力とならんで、バイオマス、太陽光、風力の使用も増加してきました。加えて地熱利用もまもなく始まります。

また、バイエルンでは比較的日照時間が長く、また日射量も多いため太陽光発電市場がドイツ全土と比較しても非常に発展しています。現在すでにドイツにおける太陽光発電の半分はバイエルンで行われており、バイエルン企業は、結晶引き上げからウェーハー、太陽電池セル、太陽電池モジュール製造、さらに装置まで、光の収集から発電まで能力をアップさせる全てのプロセスに関わっています。バイエルンに拠点をもつシリコンおよび太陽電池セルのメーカーは世界のトップ企業です。

これら太陽電池セル、ウェーハー、ソーラー珪素メーカーには、Schott Solar 社 (アルツエナウ、プッツブルン), Shell Solar 社 (ミュンヘン)、Wacker Chemie 社 (ブルクハウゼン)などがあります。

発電技術分野のマーケットとパートナー

電力製造技術の消費市場は、小規模な装置(例:再生可能エネルギー向け)の個々のユーザーから通常の大規模発電所まで多様です。これは、市場参入者にとっての大きな可能性を意味します。

研究連合「21世紀のための発電所(原料:火力、石油など)」 には、発電所運営者、発電所メーカー、部品メーカーおよびバイエルン州と隣の州であるバーデン・ビュルテンベルク州にある22 の研究機関が参加しています。さらに、産学が「通常の発電所」と「核エネルギー」分野における研究プロジェクトでも協力しあっています(例: 研究連合“FORTVER”)

バイエルンのエネルギーフォーラムは特に効率的エネルギー使用や、再生可能エネルギーに関する情報交換や連携のための魅力的なプラットフォームになっています。同フォーラムはネットワーク構築や最新の関連情報を提供するほか、テーマ別の部会をもちフォーラム・メンバー間の協力を促しています。また開発された技術の実用化も促しています。太陽光発電関係の企業と研究機関は何年もの間イノベーションをめざすプロジェクトの一環として共同作業を行っています(例:Forschungsverbund FORSOL)。

エネルギー技術のための研究体制 

バイエルンの有名な大学機関が以下の分野で中心的な役割を果たしています。

  • エネルギーシステムと効率的なエネルギー使用
  • 再生可能エネルギーにおけるエネルギー源
  • 燃焼技術と燃料電池 
  • 核エネルギー

Friedrich-Alexander-Universität Erlangen-Nürnberg(ニュルンベルク大学)、 Universität Bayreuth(バイロイト大学)、 Universität Würzburg (ヴュルツブルク大学)Technische Universität München(ミュンヘン工科大学)、またその他のバイエルン州内の大学や研究機関には、エネルギー技術関連の学科と研究施設があります。

また、大学以外の数多くの研究機関や施設が研究開発のパートナーとなります。例えば:

エネルギー技術分野の専門的人材

バイエルンの大学、単科大学、大学以外の研究機関では「エネルギー技術」に加え、機械製造、電機技術、物理、数学など関連分野に関する優秀な人材を育成しており、施設も整備されています。関連する学科では、職業人のブラッシュアップ、専門知識を深めるための教育も行っています。

最適な研究環境

州内の企業は11の大学、15の単科大学のほか、フラウンホーファー研究所マックス・プランク研究所の本部機能、ドイツ特許・商標局および欧州特許庁など充実した知的インフラを活用することができます。

ファイナンス手段へのアクセス

バイエルン州にはベンチャー・キャピタルが数多く存在し、ドイツにおけるリスクキャピタルの中心地となっています。バイエルンのLfA-Förderbank(バイエルン州経済振興公庫)が、各プロジェクトに対して比較的低利での資金貸付を行っています。バイエルン州は例えば、「エネルギーの効率生成および利用」プログラムによってエネルギー技術分野の研究・開発を奨励しているほか、Bayerische Forschungsstiftung(バイエルン州研究財団)を通じたサポートも行っています。 

バイエルン州内のエネルギー技術関連拠点

通常の発電所技術、核エネルギー、太陽光発電分野のメーカーはミュンヘン, エアランゲン, ニュルンベルク, ヴュルツブルク, アルツェナウ、プッツブルン、ブルクハウゼンに集中しています。