将来性の高いキーとなる分野
自動車産業はドイツ経済の鍵を握る分野です。個人のモビリティ、多様な代替技術利用、高度に進化した最新の移動手段の開発などに対する欲求は世界的に増大しており、こうしたなかで自動車産業は今後も経済全体のダイナミックな先導役であり続けると見られます。
バイエルン州 – 最高の自動車産業立地
ドイツにおける自動車製造関連の特許申請の約25%、および自動車部品関連では16.3%がバイエルン州の企業によるものです。このように、バイエルンはドイツにおける自動車関連産業立地でトップクラスにあります。”メイド・イン・バイエルン“の自動車は、世界に名声を博す魅力の高いトップ製品といえます。その売上高の2/3が国外販売によるものです。
バイエルン州は世界的にプレミアムクラスでトップの産業立地です。バイエルン州を本拠とする自動車メーカーにはインゴルシュタットのアウディとミュンヘンのBMWがありますが、これらは世界で最も成功し、同時に最も進んだメーカーに数えられます。自動車産業は世界的に難しい状況にありますが、これら2社は高品質のスポーティーカー部門の市場で記録的な売上を達成しています。こうした好調な成果は首尾一貫した技術革新の賜物です。例えば、新素材の投入利用、最新の情報システム、運転補助システム、燃費の改善、有害物質の排出削減などの点で、バイエルン州の自動車メーカーは先導役を果たしています。また、デザインに関しても世界的なトレンドセッターとなっています。
バイエルン州は商用車部門でもトップクラスの立地です。MANグループのトラックやバスは、その革新的な技術と高品質で極めて高い評価を受けており、現在の厳しい景気動向のなかでも頑張っています。MANは最新の製品群を持っており、今後のビジネス展開にも自信を持っています。
バイエルン州の自動車産業
自動車製造分野はバイエルン州の産業の強さのコアといえ、バイエルン州において長い伝統を有しています。1893年にアウクスブルクでルドルフ・ディーゼルが自動点火式エンジンを発明したのが始まりです。
バイエルン州の自動車産業は売上高最大の産業部門で全産業の25%を占めています。バイエルン州の全産業の就業者数の約16%が自動車製造および自動車部品製造部門で占められています。これら両部門の総就業者数は18万人にのぼり、さらにこれに関連製造業およびサービス業部門の就業者数が加わります。
バイエルン州の自動車メーカーの好業績は優れた自動車部品企業のネットワークが存在するからこそ可能なものです。バイエルン州には合計約1千社におよぶ自動車関連企業があり、このうち約180社はTier1‐4クラスの部品サプライヤーです。
世界の自動車部品サプライヤーのトップ100社中、以下の5社がバイエルン州を本拠としています:Siemens VDO Automotive、 INA、Brose、ZF Sachs、 Webasto。バイエルン州には歴史のある著名な企業が多く、その中にはドレクセルマイヤー(Dräxlmaier:内装、エレクトロニクス)、FTEアウトモティーヴェ(FTE Automotive:ブレーキ、クラッチシステム)、グラマー(Grammer:内装)、 レオニ(Leoni:配線ケーブル)、レーハウ(Rehau:プラスチック・合成樹脂)、シェルデル(Scherdel:スプリング)などが挙げられます。
主要な自動車部品企業グループは全てがバイエルン州に拠点を構えています(例:Delphi, Bosch, Denso, Lear, Johnson Controls, Faurecia, Arvin Meritor, Federal Mogul, VALEO, INTIER, TRW Automotive)。これに加えて数多くの中小企業が存在し、優れた企業立地を利用して様々なニーズに対応するパートナーとしての役割を果たしています。
バイエルン州の自動車産業のマーケットとパートナー
多様な自動車部品サプライヤーの存在 バイエルン州の自動車メーカーは、多様な技術・製品ラインを展開する自動車部品サプライヤーの存在とあいまって、理想的な市場環境と企業間協力のポテンシャルを備えています。
バイエルン州の自動車部品サプライヤーの強みは以下の分野にあります: - エレクトロニクスおよび電子技術
- 機械製造および駆動システム
- IT およびソフトウエア
- 金属加工および軽金属加工
- プラスチック加工
- テキスタイルおよび化学繊維
- セラミクスおよびガラス
強力なネットワーク BAIKA (die „Bayerische Innovations- und Kooperationsinitiative Automobilzulieferindustrie“:バイエルン自動車部品産業イノベーション協力イニシアティブ)は自動車メーカー、システム・サプライヤー、Tier 1-4の自動車部品サプライヤー間の共同促進を目的とするバイエルン州全域にわたるネットワークです。BAIKAには自動車メーカー12社(Audi, BMW, DaimlerChrysler, Ford, Opel, Honda, Isuzu, PSA, Porsche, Toyota, Renault, VW) と1,800社を超える国際的な自動車部品サプライヤー(このなかに世界のトップ10を含む) が参加しています。BAIKAの重点テーマとしては、企業間協力によるイノベーション、技術移転、情報効率化および品質向上などが挙げられます。BAIKAはワークショップ、企業間協力のプラットフォーム作り、品質保証対応、国際協力へのサポートなどの活動を行っています。
www.OfraCar.deはオーバーフランケン地方の自動車部品産業の企業分布図で、協力パートナーとなる多数の各種専門分野企業のネットワークを提供しています。
Leichtbau-Cluster Landshut(ランズフート軽金属クラスター)は140を超える企業、研究機関、サービス組織のネットワークで、軽金属加工技術に関する分野横断的な協力を促進することを目的としています。重点分野は軽金属加工材料、軽金属加工構造、仕上げ技術などです。
Ingolstadt Institute der Technischen Universität München(ミュンヘン工科大学インゴルシュタット研究所)およびインゴルシュタット単科大学付属の Institut für angewandte Forschung (応用研究所:IAF) はアウディ社との緊密な協力関係のもと、学術研究とその実用化のためのネットワークを構成しています。
バイエルン州の優れた自動車関連技術研究環境
以下のバイエルン州の各大学は自動車関連ノウハウや産業プロジェクトに基づく経験を提供しています:Die 自動車関連分野の応用技術開発に関しては、パートナーとして以下のバイエルン州の専門単科大学が挙げられます: 以上のほか、以下の著名な大学外研究機関が企業協力のパートナーとして挙げられます: 自動車関連産業分野の専門的人材
自動車分野の企業に対しては、二元職業教育システムと多数の大学により、やる気に満ちた優れた専門人材が育成されています。バイエルン州では10ヵ所の総合大学中の2校および17ヵ所の単科大学中の10校で、自動車産業への就業に特化した教育課程が設定されています。また、自動車生産に関連した教育訓練課程はすべての地域自治体で設定されています。
理想的な環境条件
バイエルン州は欧州の中心に位置
非常によく整備された交通インフラを通じて、自動車メーカーの最終組立工場、自動車部品サプライヤー、主要な自動車販売市場は、それぞれ世界中どこでも迅速かつスムーズにアクセス可能です。
中・東欧の新規EU加盟諸国に地理的に近いこと、また既存の東西間ネットワークを通じて、バイエルン州はこうした新興かつ高成長マーケットへのアクセスのための優れた起点となっています。
ロジスティクスのセンター ”ジャスト・イン・タイム“ バイエルン州では部品供給やロジスティクスは極めてスムーズです。ロジスティクスに対する様々な要求に対しては、革新的な解決策で対処してきた実績があります。 - 総合的なロジスティクスサービスを提供する優れた大企業
- 個別のニーズへの対応可能な多数の中規模企業
- 自動車メーカーの“サプライチェーン・マネジメント”のための様々な要求に対応できる最新かつ革新的な開発能力
自動車関連産業におけるバイエルン州の取り組みとプログラム
高いイノベーション志向 バイエルン州では、 Bayerische Forschungsstiftung(バイエルン州研究財団)と特定技術振興プログラムを通じて、広範な産業研究開発プロジェクトへのサポートが行われています。例:新素材や電子部品開発に向けた共同プロジェクト振興のためのアクションプログラム“新素材”、“マイクロシステム技術”など。バイエルン州では、こうしたことによって今後の課題への対処を進めています。
北フランケン自動車部品サプライヤーパークと技術研究施設(テヒニクム) バイエルン州における自動車産業強化コンセプトの中心に据えられているのが、北フランケン地域にある自動車部品サプライヤーパークとその中核となる技術研究施設(Technikum:テヒニクム)です。自動車部品サプライヤーパークでは、革新的な技術開発に向けて、企業がバイエルン州の各種の研究組織機関と直接の共同作業を行うことができ、その場でのテストや小規模から大規模に至る生産も可能です。また、技術研究施設(テヒニクム)の利用により、コストや時間を節約した革新技術開発が可能です。
この北フランケン自動車技術研究施設では、施設利用者のニーズに応じて魅力的でフレキシブルな設備装置の設置が可能で、また関係業界内の広範なネットワークへのアクセスも容易になることから、隣接する自動車部品サプライヤーパークと併せて、バイエルン、ドイツ、欧州における自動車関連ビジネスの理想的な拠点といえます。
インフォメーション資料
www.baika.de 企業データバンク “バイエルンのキーテクノロジー”(„Key Technologies in Bayern“)によりバイエルン州の自動車関連企業を検索することができます。
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